尚志 vs JFAアカデミー福島U-18

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　後半に入っても決定機を作れない。中盤での攻防は競り勝つ一方で、攻撃の精度が上がらず、時間だけが経過していく。すると、徐々に相手に押し戻され、カウンターを浴びる場面が散見。失点こそなかったが、嫌なムードが漂ったまま延長戦を迎えた。

　延長戦は一進一退の展開となる中、この試合最大のピンチが訪れる。延長前半7分にC Kの流れからFW本田陸（3年）に左足でシュートを許す。バーに阻まれてことなきを得たが、その後もヒヤリとする場面を作られる。それでもなんとか凌ぎ、PK戦に持ち込むと、全員が成功して迎えた4本目を尚志が失敗。5人目もきっちり決めたJFAアカデミー福島U-18が勝利を手にし、7年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。

　一方の尚志はチェイスを中心に安定感のある守りを見せたものの、得点力不足に泣いて敗北。「選手は精一杯やってくれました。完全に僕のせい。もっと自由に伸び伸びやらせてあげれば、勝利に近づけたと思う」とは仲村浩二監督。選手たちの頑張りを讃えつつも、勝ち切れなかった一戦に悔しさを滲ませた。