2015年S1リーグ王者・武南が浦和学院を一蹴!支部決勝へ!
新人大会南部支部予選の準決勝、武南vs浦和学院が堀崎公園グラウンドで行われた。心配された積雪はなく、試合開始時間には雨もやんだものの気温は依然低いままでの開催となった。
寒さに体が動きにくいかと思いきや、試合はすぐに動く。キックオフ直後、武南はそのまま浦和学院ゴールにせまり、6番が強烈なシュートを放つ。だが、浦和学院はこれをDFが足を出してブロックすると、そのまま鋭いカウンターに。ドリブルで持ち込んでゴールを決め、試合開始2分で先制点を奪う。
個人の突破を中心に点と線を結び付けて攻撃を展開しようとする浦和学院に対し、ポゼッションをあげて面で攻撃しようというような武南。サイドから崩そうとチャレンジを試みる中で、チャンスを作っていく。
15分、武南は右サイドからクロスをあげ、走り込んだ6番がきっちりとゴールへと押し込み同点に追いつく。
25分、浦和学院はPA内でハンドの判定を受け武南のPKに。これを7番が落ち着いて決め、2対1と武南が逆転に成功。このまま前半を終える。
後半4分、武南は左からのコーナーを頭で合わせ追加点を奪うと、その直後中央ぽっかり空いたところにフリーで待っていた6番にボールが渡り、またも追加点。4対1と浦和学院を突き放す。
立て続けの失点に、なんとか試合を立て直すためにも1点が欲しい浦和学院だったがなかなかチャンスらしいチャンスを作らせてもらえない。
後半23分、浦和学院は13番がドリブルで持ち込み中央を突破しネットを揺らす。武南DFと競った末振り切ってのゴールに浦和学院ファンは沸いたが、その後はまた武南のペースに。終了間際にも1点を追加した武南が5対2と浦和学院を破り決勝進出を決めた。
準決勝敗退となった浦和学院だったが、1年生中心のメンバーで挑んだ、まさに新人大会。連携が取れてくると今後ますます怖い存在になってくるはずだ。
一方、この大会ここまで危なげない勝ち上がりを見せた武南は、さすがの頼もしさを見せた。序盤の失点にも慌てず浦和学院を一蹴。昨季、選手権では悔しい思いをしたが、その後はS1を制し、プリンスリーグ関東参入戦の初戦ではジェフユナイテッド千葉U-18を倒し健在ぶりをアピールした名門は、まずは南支部を制し、県大会も勝ち抜きたいところだ。
(文・編集部)