創成館、大会初優勝へ向けて力強く発進
長崎南 vs創成館(写真=藤原裕久)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)の第1回戦が1月15日に長崎市内各地で開催され、昨年度の準優勝校である創成館が長崎南と対戦。大会優勝候補に挙げられる創成館が長崎南に大勝し、明日16日の2回戦進出を決めた。
「今年のチームは縦に早くなるかもしれないですよ」
試合前に創成館の久留貴昭監督が語ったとおり、開始早々の前半4分、創成館はシンプルな速攻からFW波多野太一が先制ゴール。さらに前半12分にも右サイドのコーナーキックから、創成館伝統のエースナンバー8を引き継ぐ田川蓮翔の得点で差を2点と広げることに成功する。長崎南はラインを高くあげてくる創成館の背後を突いて反撃を狙おうとするが、前線の的場俊輝、丸尾頼輝までボールがなかなかつながらず攻撃が停滞。創成館は前半20分に再び波多野、24分にも田川がゴールを決め、前半だけで4点のリードを奪い前半を終了する。
4点差とされた長崎南だが、後半から走力・切り替え・球際の粘りを徹底して創成館に対抗。コンパクトな守備からの速攻を徹底し、徐々に試合の流れを変えていく。後半から一気に選手を3人交代した創成館に細かいミスが目立ち始めたこともあり、長崎南が互角の戦いを見せるシーンも増えていくが、地力で勝る創成館は後半65分にCKから武内貴大がゴール。67分にも古川虎太郎が左サイドからのクロスを決めて6-0。アディショナルタイムにも武内がゴールを奪い7点差として試合を終了。新人戦地区予選では諫早・大村・島原地区予選で4位と出遅れた創成館だが、あらためてその実力を見せつけて、堂々の2回戦進出を決めた。
▽令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)