長崎南 vs創成館(写真=藤原裕久)
「少し故障者も戻ったし、本当はもっとやれるチームなんですけど、内気になってしまうところもあるので初戦から油断する気はまったくありませんでした。スタッフ全員で初戦から大事に戦えということを示してきたつもりです。その中で1点が早い時間帯に取れたのが良かったですね。攻撃でのクロスのところは徹底させたいと思っていた部分だったので、そこで得点できて結果が出せたのは良かったと思います」
例年、決して得意とはいえない大会初戦を大勝した創成館の久留監督は、試合をそう振り返った。昨年を無冠に終わり、地区予選で苦戦したため新人戦をシード権なしで迎えるのはずいぶんと久しぶりだが、1回戦終了後の言葉には油断もおごりも感じられなかった。
「相手がどこであっても、自分らがどんなプレーをするか。自分たちがどんなプレーをするかだぞと言ってきた(久留監督)」という創成館が、大会初優勝へ向けて力強く発進した。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)