国見が4-1で長崎海星を振り切り準決勝進出!
国見 vs 長崎海星(写真=藤原裕久)
1月22日、長崎県スポーツ協会人工芝グラウンドで令和3年度長崎県新人戦が行われ、国見高校と海星高校が対戦し、4対1で勝利した国見が明日23日に予定される準決勝進出を決めた。
前半の立ち上がりは、国見が新2年生8人が先発の海星を押し込んでスタート。ラインを高く上げ、ボールを動かしていく国見は、前半7分に右サイドの展開から利根悠理が先制ゴール。その後もサイドを使った攻撃で攻めていこうとする国見だが、海星もコンパクトな形から積極的なプレスで対抗して反撃。藤本龍星を起点に馬氷耀・川上大翔の2トップや右サイドの塩塚駿介が背後を狙ってチャンスシーンを増やし、国見ペースを押し返していく。
「ちょっとバタバタして落ち着かないゲームだった。海星さんがアグレッシブにきて、スペースと時間を与えてくれなくて受けてしまった」
試合後、国見の木藤健太監督が振り返ったとおり苦しい時間帯の続いた国見だが、この劣勢を川久保幸之介・上田陽南太・和田夢叶らDF陣の粘りと、GK今村泰斗の積極的な飛び出しでしのいでいく。なおも攻める海星だが、国見は前半終了間際に左サイドからのチェンジサイドのボールを受けた幸偉風のゴールで追加点。2対0として前半を折り返すことに成功する。
後半に入ると国見は球離れを早くして攻撃のペースをアップ。しかし阪凌駕・髙西蒼太らDF陣の体を張ったカバーで守りきった海星は、後半7分にエリア内で国見のファウルを誘いPKを獲得。これを塩塚が落ち着いて決めて1対2。この後も互いに高いラインのまま狭いエリアでゲームを展開し、一進一退の攻防を続ける両チームだが、前半からプレッシャーをかけ続けた海星の運動量が徐々に低下。
これで北村一真や中村敦貴、途中出場の川添空良らがボールを持って攻め上がるシーンを増やした国見は、後半15分にショートカウンターから中村がゴール。後半34分にも利根がゴールを決めて4-1として試合を終了。
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▽令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)