西陵 vs 長崎日大(写真=藤原裕久)
「少しウチの方が個の能力があったというのはあるんでしょうが、しっかりと全力で戦ってくれたと思います。こういうゲームは最後にポロッと失点することもあるので、無失点を評価したいですね。攻撃は取れたり、取れなかったりすることがあるんですが、どんなゲームでもシャットアウトするのが大事。失点しないのが強いチームの条件ですから」
勝利した日大の亀田監督はそう語り、吉野克哉・高村啓太朗らDF陣の健闘を称えた。西陵は技術で劣る面はあったものの、ハードワークと献身性が高かっただけに、インテンシティで上回ったことに手応えも感じているようであった。
長崎日大は第100回全国高校サッカー選手権長崎予選準決勝で長崎総科大附のプレー強度の前に完敗を喫しただけでに、準決勝での再戦を前に自信を得られたのは収穫だろう。
「新人戦なのでガチンコ勝負にいきたいですね。選手権の予選で対戦したときは強度に差を感じましたから。それから今年のチームには強度についてずっと言ってきたので、そこでは負けたくない。明日の準決勝は、今のウチの力がどれ位なのかを知るバロメーターになると思います」
そう語る亀田監督の視線は、すでに明日の準決勝長崎総科大附戦へと向かっていた。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)