長崎日大が西陵に6-0で完勝!あす準決勝で長崎総科大附と選手権のリベンジマッチ

西陵 vs 長崎日大(写真=藤原裕久)

 「去年と違って中盤に器用な選手は少ないんですが、今年のチームは前線に破壊力のある子が多いんで、そこが今年の優位性かなと思います」

 亀田陽司監督がそう評したとおり、1月22日に長崎市総合運動公園陸上競技場で長崎県新人戦準々決勝を戦った長崎日大が、西陵高校相手に6対0で大勝。2年連続で準決勝に進出した。

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 個の能力で上回る長崎日大はサイドを高く上げて西陵陣内へ攻め込むと、前半4分に左サイドの下山祐樹のクロスから梅野雄大が先制ゴール。その後も最終ラインでボールを動かして西陵を揺さぶっていく日大が攻勢に立ってゲームをリード。

 前半14分に西陵の山﨑航太のカウンターもGK福田雅哉がゴールを死守。西陵は積極的に前からプレッシャーをかけ、ゴール前ではCB森下翔太が体を張ったカバーを見せながら、山﨑と平野皓月の2トップを走らせて攻撃を狙うが、主導権を渡さずボールを動かす日大は、前半24分にはゴール前に切れ込んだ高嶺史哉がシュートを決めて2対0。前半33分にもゴール前に攻め込み、ボールがバーに当たったはね返りを白石海舟が頭で押し込んで3点差。

 後半も前からの守備を徹底する西陵相手にボールを保持した日大は、積極的な交代策から後半12分に田代拓叶のゴールで4点差。その後はカウンターのスピードが落ちてきた西陵を攻めたて、後半20分に永吉稔空、後半25分に下山祐樹のゴールで6対0とし2試合連続の無失点で準決勝進出を決めた。

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▽令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)