大宮U-18もFW磯﨑麻玖のゴールなどで猛追を見せた(写真=佐藤亮太)

 50分に3失点目を喫したものの、61分に投入された191センチの長身FW24磯﨑を前線に置くことで、攻撃の基準点を作り、そしてセットプレーでの威力が増し、やることがハッキリした。

 それを示すようにシュート数では横浜FMユースの14本に、大宮U18は13本と拮抗したが、後半だけ見れば、大宮U18は10本と、横浜の2倍放ったことでもわかる。

 これだけ圧倒したのだから余計に前半からできていれば、違った結果ができたはず。

 「惜しいところまではいけた。でも、それでは遅い」と森田監督。

 「試合が終わって選手にも伝えたが0-3から1点、2点返して、スイッチが入っても遅い。あれだけの力を持った相手に追いつく、またひっくり返すことはかなり難しい。そこに至るまで自分たちにアクションを起こせなかった、そうした試合だった」と総括した。

 老練ともいえる横浜FMユースの執拗かつスキのないサッカーもさることながら、大宮U18の爆発力が感じられる面白いゲームだった。

(文・写真=佐藤亮太)

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