【フォトギャラリー】大宮アルディージャU18 vs FC東京U-18

初の先発起用に見事に応えた大宮U18MF仲丸慎太郎(写真=佐藤亮太)

 双方、取って取られての繰り返し。即時奪還の応酬。運よく、猛プレスをかいくぐり、ペナルティエリア近くに進入しても厳しく、クリーンな守備でピンチを回避。ゴール前を右サイドから左サイドに。左サイドから右サイドに大きくパスをまわし、揺さぶるもしっかり中を固め、スキを与えない。まさに我慢比べとなった。

 ひりつくゲームのなか、終盤、大宮U18、セットプレーでの得点は値千金だった。

 「今週の練習では‘まずは守備から’と意識づけた」と大宮U18 森田浩史監督。個人技が高く、得点力のある FC東京U-18に「我慢強くしていれば、必ずチャンスはある」とシナリオ通り。「きょうのような膠着した試合ではセットプレーでの得点は大きい」と喜んだ。

 大宮の守備の良さがわかるのはシュート数に表れている。大宮U18、8本に対して FC東京U-18は3本と寄せ付けなかったことがわかる。

 そのなか、効いていたのは大宮U18 MF8仲丸慎太郎。奪取力。回収力。展開力。予測・判断の確度の高さ。落ち着きぶりと『THEボランチ』という働き。さぞかし長く専門的にプレーしているかと思いきや、そうではなかった。仲丸はもともと右サイドハーフの選手だが、チーム事情によりコンバート。森田監督によれば、9節 柏レイソルU‐18戦から途中起用。前節・市立船橋戦を経て、今回、初の先発起用となったが、見事に当たった。

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