前橋育英が土壇場で3連敗を阻止!柏U-18は先制するも後半に失速
柏U-15から前橋育英に進学したMF徳永涼にとっては”古巣戦”に(写真=多田哲平)
高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2022 EASTの第12節が7月10日に行われ、前橋育英(群馬)と柏レイソルU-18(千葉)が対戦。1-1のドローで勝点1を分け合った。
前橋育英は11節終了時点で、5勝2分4敗の勝点17で12チーム中4位。対する柏U-18は3勝2分4敗(2試合延期)の勝点11で8位。順位に差はあったが、前橋育英は2連敗中、柏U-18は2戦負けなしだった。
前半は一進一退の攻防で、中盤での激しい主導権争いが続いた。
そんな展開で、柏U-18は距離感よくボールをつなぎ、前橋育英ゴールに迫っていく。
長身FW18近野伸大(2年)がターゲットとなり、MF10モハマドファルザン佐名(3年)とFW9山本桜大(3年)がそのまわりを衛星的に動き相手守備陣を翻弄。またDF4大槻豪(3年)のフィードは起点となり、DF2足立凱(3年)のオーバーラップは攻撃に厚みとアクセントを加えた。
26分には山本とモハマドファルザン佐名が立て続けにシュートを放ち、28分には近野がポスト直撃のシュートを放つ。
スコアが動いたのは33分。中央でボールを受けた山本が左足を振り抜き、見事なシュートをゴール右に叩き込む。前半のシュート数は前橋育英の2本に対し、5本。それまでも度々チャンスを作っていた柏U-18にとって待望の先制点だった。
38分には相手MF8大久保帆人(3年)からMF14徳永涼(3年)という、いずれも柏U-15出身のふたりの連係でペナルティエリアに入られ決定的なピンチを迎えるが、これを凌ぎ1点のリードで前半を折り返した。
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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EAST
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