流通経済大柏のMF都築駿太は度々鋭い仕掛けを見せた(写真=多田哲平)

 また左サイドハーフのDF2大川佳風(3年)はロングスローでチャンスを演出し、右SBのMF7都築駿太は積極的に仕掛けて打開を図った。DF3萩原聖也(3年)とDF38荒井智士(3年)の2CBは強固なブロックを構築し、GK17谷合善祇(3年)はファインセーブで決定的なピンチを阻止するなど、個々が持ち味を発揮した。

 それでも流通経済大柏にゴールは生まれず、スコアレスで試合を折り返す。

 そして後半も均衡した展開に。残留確定のためになんとか1点が欲しい市立船橋は、推進力と鋭い抜け出しが光るFW10郡司璃来(2年)を中心に攻め込んでいった。

 61分には長身FW42岡部タリクカナイ颯斗(1年)を投入して攻勢を強めると、62分には郡司からボールを預かったMF26足立陽(2年)が際どいミドルシュートで相手ゴールを襲う。

 守っては、DF23藤田大登(3年)やGK17佐々木海翔(3年)が献身的に働き、流通経済大柏のセットプレーをはね返していった。

 ただし、終盤の郡司のシュートは相手GKに阻止されるなど、流通経済大柏の守備網をなかなか破れない。

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