勝利に喜び合う青森山田の選手たち

 逆に青森山田は67分、ボールを持ったDF小泉佳絃からのボールを受けたMF中山がシュート。これを途中出場のFW9武田陸来がコースを変える形でネットに突き刺しリードを2点に広げる。

 ここから川崎フロンターレU-18も反撃。71分、ゴール前で細かくボールをつなぐと、ここまで何度もチャンスを演出してきたMF大関のゴールで1点差に詰め寄るとその後も猛攻を仕掛けていく。90分にはCKのチャンスを作ると、DF4高井幸大がヘディングシュートを叩き込むも、青森山田GK葛西が左手1本でボールを弾き出すビッグセーブの前に得点を奪うことができない。

 気迫を全面に出しながら川崎フロンターレU-18の攻撃をしのぐ青森山田。試合はそのままタイムアップのホイッスルが吹かれ、青森山田が2-1で勝利。今季初昇格ながらプレミアEASTを制しファイナル進出を決めている川崎フロンターレU-18に対して、前年度の覇者が意地を見せたゲームだった。

(文・写真=風間久志)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EAST
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