選手権決勝の再現は青森山田に軍配!大津に1-0で勝利し今大会初勝利

ゴールを決めて喜ぶ青森山田イレブン

 3月17日から福岡県で開催されているサニックス杯ユースサッカー大会2022は2日目が開催され、第100回全国高校サッカー選手権で優勝を遂げた青森山田(青森)と、同大会準優勝の大津(熊本)が対戦。選手権決勝と同カードとなった対決は、MF小野理竜のゴールで先制した青森山田が1-0で逃げ切り今大会初勝利を飾った。

 青森山田は約2カ月活動できない期間があり、チームの土台を作る段階。対する大津もU-17高校選抜のFW小林俊瑛とMF田原瑠衣、U-17日本代表MF碇明日麻をそれぞれの活動で欠く中での対戦となった。

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 両チームCKからチャンスを迎えるもゴールを奪えない展開。その中で徐々にペースを掴み始めたのは青森山田。両SHの11番MF奈良岡健心と22番MFアマエシ・ハリソン翼が積極的に高い位置を取り押し込む。

 すると25分、シュートのこぼれ球をバイタルエリアで拾った14番MF小野理竜が右足を振り抜くと「思い切り打って、相手に当たったんですが入って良かった」と相手DFに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれた。

 先制に成功した青森山田は33分にも右サイドから奈良岡が小野とのワンツーで中に切れ込みシュートを放つも、ここは大津1番GK西星哉がシュートストップ。ピンチを凌いだ大津も終盤に反撃。11番FW山下基成が縦に勝負しチャンスを作ると、前半終了間際にも17番MF香山太良のクロスから7番MF岩﨑大翔がボレーで合わせる。しかし同点ゴールは生まれずそのまま前半を終える。

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▽サニックス杯ユースサッカー大会2022
サニックス杯ユースサッカー大会2022