ヴァンフォーレ甲府U-18 vs 日大藤沢(写真=矢島公彦)

 後半は甲府が連続してクロスを入れるなど、苦しい時間が続いたが、後ろに下がった森重、DF前田俊亮(新3年)のCBコンビを中心に跳ね返し続ける。29分に一瞬の隙を突かれて甲府MF中川広土(新3年)に1点を返されたが、その後の猛攻を凌ぐとアディショナルタイムに途中出場のFW諸墨清平(新3年)がダメを押し、3-1で勝利した日大藤沢が3位で大会を終えた。

 今大会初戦となった予選グループの成立学園戦は黒星スタート。それでも“一瞬の呼応”が出来るというチームは、ひとりの選手が言ったことに対して「そうだよね」「こうだよね」と呼応していく中で成長していったという。準決勝で京都サンガU-18に敗れたが、直後に行われた3位決定戦でもお互いに声かけをしながら話し合ったことを発揮した。

 佐藤輝勝監督は「今大会はそういう形で(1試合目よりも)2試合目、(1日目よりも)2日目、3日目の方が良くという形で積み重ねられた」と大会を通しての成長を語った。

(文=石黒登 写真=矢島公彦)

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