清明学院 vs 清水谷

 ハーフタイムを挟んでも清明学院の勢いは止まらない。

 43分、左サイドを崩し、クロスの落としを河辺が決めて4点目。46分には河辺が一人で中央左をドリブルで突破しゴール。河辺はこれでハットトリックを達成。

 さらに攻め込む清明学院は52分、左サイド11番MF崎山祝寿のピンポイントクロスに途中出場の12番FW増田萩太が合わせ6点目。1分後にも1点を追加した清明学院は55分、ゴール前で河辺が落としたボールを13番FW吉井蓮治が蹴り込み8点目。

 最後まで攻撃の手を緩めなかった清明学院が8-0で清水谷を下し2次予選突破を決めた。

 身体能力、技術、両面で清明学院が清水谷を圧倒した。途中出場から入ってくる選手たちも能力が高く、最後まで圧力が弱まらなかった。

 相手の寄せの速さに苦しみ決定機を作れず悔しい敗戦となった清水谷。しかし、選手たちは最後まで戦った。DFラインは「意地でも1点取るぞ!」と攻撃陣を鼓舞し続け、最後までチームで声を掛け合っていたのが印象的だった。

 (文・写真=会田健司)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選