ことごとく出原に競り合いで弾かれていた大阪産大附だったが、10番MF三政響希が右サイドからチャンスを作ると、途中出場の7番MF上野晃連がヘディングシュート。さらに攻める大阪産大附が78分に遂に均衡を破る。セカンドボールを拾った16番DF鳴海雄仁がクロスを入れると、ゴール前でマークを外した三政が頭で合わせてゴールネットを揺らした。
1点ビハインドで延長後半を迎えたヌヴェールもラスト5分で攻勢を仕掛ける。しかし相手の堅い守備を崩すことが出来ず、FKのチャンスも活かせず試合終了のホイッスル。1-0で大阪産大附がヌヴェールを振り切り次戦に駒を進めた。
炎天下の中ゴールを死守してきたヌヴェールだったが、あと一歩耐え切れなかった。失点シーンではDFがラインを上げられず、三政をフリーにしてしまった。しかし粘り強く戦い、インターハイ予選過去最高の16強入りを果たしたここまでの戦いぶりは見事だった。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選