2022 九州高等学校サッカー大会~九州はひとつ~ B組 長崎総科大附 vs ルーテル学院(写真=森田将義)

 勝った長崎総科大附は昨年度の選手権期間中に、小嶺忠敏監督が亡くなった。国見時代に6度の選手権優勝へと導いた名将の下でプレーするために長崎総科大附の門を叩いた選手が多く、訃報を知った直後は落ち込んだ選手が多かったが、今は前だけを向いている。

「小嶺先生はそんな姿を望んでいないと思い、みんなで立ち上がった。もっと魅力のある総附を見せようと意識している」(竹田)。恩師から受け継いだ最後までひた向きに戦うスタイルに磨きをかけて、全国での躍進を狙っている。

 ルーテル学院は、昨年度の選手権で準優勝した県のライバル・大津の存在が刺激になっている。「今年は大津を倒すために1年間やっていこうと目標に掲げた。大津の躍進は悔しいけど、目標が近くにあるのは有難い。倒してやろうという想いは強い」と話すのは山本だ。

 県の新人戦決勝は大津の要となるFW小林俊瑛とMF田原瑠衣が不在で0-1に終わったが、選手は一定の手応えを掴んだ。「相手は上手かったけど、やれない事はなかった。そこを突き詰めていけば、選手権と総体で打倒・大津のチャンスもある」(山本)。

 各チームとも活動を再開したばかりでコンディションは万全とは言えないが、宮崎の地で行われた代替大会は新チームのスタートを切るために大きな価値がある大会となったのは間違いない。

(文・写真=森田将義)

▽2022 九州高等学校サッカー大会~九州はひとつ~
2022 九州高等学校サッカー大会~九州はひとつ~