浜松開誠館の中盤を支えたMF岡田海人(写真=多田哲平)
ところが後半は一転、息を吹き返す。
3分に左サイドを崩してシュートチャンスを作ったことを契機に、徐々にボールを握り始め、浜松開誠館を押し込んでいく。
すると18分、左サイドからのクロスに右サイドハーフの田中瞭生(新2年)がジャンプ一番、痛烈なヘディングを見舞う。このシュートがGKの手を弾き、ゴールへと吸い込まれていった。
ついに同点にした昌平だったが、反撃はここまで。その後もゴールへと畳みかけながらも、最終局面でなかなか崩しきれず、逆転とまではいかなかった。
一方の浜松開誠館も、アンカーの位置から鋭い縦パスを供給する岡田海人(新3年)、俊敏性に優れるアタッカー松本大樹(新3年)、力強いポストワークが光るFW坂上輝(新3年)を中心としたパワフルな攻撃には迫力があったが、決め手に欠け、追加点を奪うことはできなかった。
この結果、昌平は2分1敗で20チーム中15位、浜松開誠館は1勝1分1敗の10位で予選を終えた。
(文・写真=多田哲平)
▽第4回 J-VILLAGE CUP U18
第4回 J-VILLAGE CUP U18