ハイプレスの京都橘が大量5得点!ビルドアップ重視の帝京長岡を粉砕
京都橘イレブン(写真=矢島公彦)
ハイプレス対ビルドアップのガチンコ勝負は前者に軍配が上がった。
積極的にボールを奪いにいく京都橘。持ち前のテクニックとパスワークでそのハイプレスを潜り抜けようとする帝京長岡。立ち上がりからゲームの構図がはっきりとしていた。
そんななかで、前半に畳みかけたのが京都橘だ。7分、ねらいとするハイプレスからボール奪取したかと思ったら、次の瞬間にはMF執行隼真が相手GKの頭上を越すようなミドルショットで決めた。さらに16分、右サイドからのスローインにいち早く反応したMF丸山大輝がそのまま持ち込み、追加点を奪い、前半だけで2点のリード。京都橘が優位に立った。
相手のハイプレスに手こずり、チャンスを創出するどころか、ハーフウェイラインさえもなかなか越えられず、ボールの取られ方が悪いと一気にピンチを迎える帝京長岡。状況を少しでも打開させるべく、あれこれ手を尽くすものの、思うように自分たちのペースに持ち込めなかった。
だが、前半終了間際、“ある変化”を加えたことで、好機が生まれる。
相手の高いラインの背後をつくロングフィードが繰り出され、そこにタイミングよく走り込んだMF石鉢真斗が前目にポジションをとっていた相手GKの頭越しにねらう。得点には至らなかったものの、ハイプレスの打開策としてひとつの可能性を感じさせる攻撃だった。
【次のページ】 とはいえ、後半に入っても京都橘のプレー強度は変わらず
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