小林拓斗のロングスローから小泉佳絃のヘッド炸裂!青森山田セカンドが仙台育英下し3連勝!

青森山田セカンドの選手たちが先制ゴールのDF小泉佳絃(2年、3番)を祝福(写真=小林健志)

 4月23日、プリンスリーグ東北第4節は3試合が新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、残り2試合が行われた。仙台育英学園高多賀城校舎サッカー場では仙台育英青森山田セカンドが対戦した。

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 前半立ち上がりは互いに縦に速くゴールを目指す姿が目立った。仙台育英は長身FW菊地蓮太(2年)や活動量豊富なFW石川翔大(3年)、ドリブラーの左サイドハーフMF山本征矢(3年)を走らせ、カウンター攻撃で決定機をつくる。一方の青森山田セカンドは徐々に中盤を支配し始め、MF芝田玲(2年)やMF菅澤凱(3年)のゲームメイクにより、両サイドハーフのMF後藤礼智(3年)やMF中川勇気(3年)に展開。仙台育英守備陣がピッチ外にクリアすると、芝田のコーナーキックやDF小林拓斗(2年)によるロングスローで決定機をつくった。29分には後藤のクロスからFW武田陸来(3年)がシュートを放つが惜しくもクロスバー上にそれるビッグチャンスもあったが、あと一歩でシュートを決めきれず、前半は0-0で終えた。

青森山田セカンドDF小林拓斗(2年)はロングスローを先制ゴールにつなげた(写真=小林健志)

 後半青森山田セカンドはさらに攻撃の圧を強めるが、仙台育英もキャプテンDF森島凌(3年)を中心に粘り強い守備対応で何とかしのぎ続けた。しかし66分青森山田セカンドはロングスローのチャンスを得ると、「風も味方してくれてボールが飛んでくれた」という小林のロングスローをキャプテンDF西脇虎太郎(3年)がすらしてDF小泉佳絃(3年)がヘディングシュートを放つ。「(西脇が)良い感じのところに上げてくれたので、頭で触ろうと思いました」というヘディングシュートは仙台育英GK長嶺碧希(3年)の頭上を越えてゴールに吸い込まれ、青森山田セカンドが先制した。

 その後終盤は仙台育英もロングボールから必死の反撃を繰り広げ、84分には長嶺のロングキックが強風に乗って相手ゴール枠内に入りそうになるも、青森山田セカンドGK代田昂大(3年)のパンチングで防ぐ場面など決定機はあったが、惜しくも決めきれずこのまま試合終了。1-0で青森山田セカンドが逃げ切り開幕3連勝で暫定首位。仙台育英は前節聖和学園高戦が延期となったので、開幕2連敗となった。

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