原田が2発、西村が劇的決勝弾!とにかく明るい盛岡商が聖和学園との点の取り合いを制する
2ゴールを決めた盛岡商FW原田優汰(写真=小林健志)
4月29日、聖和学園高三神峯キャンパスサッカー場にてプリンスリーグ東北の第5節が行われ、聖和学園と盛岡商が対戦した。この日は休日だったが、聖和学園は午前中に授業があったため14時キックオフ。直前から降り出した大雨のなか、開始した。
聖和学園は第2節のベガルタ仙台ユース戦で2-2の引き分け。その後第3節の仙台育英戦、第4節の明桜戦が延期となってしまい、約3週間ぶりの試合となった。一方の盛岡商は全試合延期となった第1節以外は順調に日程を消化し、前節は帝京安積相手に終盤の2ゴールで今季初勝利を挙げている。
立ち上がりは聖和学園が押し込む場面が多かったが、先制したのは盛岡商だった。9分、盛岡商FW蒲田陽向(3年)が聖和学園GK、DF陣の連係ミスを突く。相手GKが前に出た状態でゴール前でボールを持つと、相手のキャプテンDF小野喬(3年)に倒されPKを獲得した。蒲田が一時痛んでいたため、PKのキッカーはFW原田優汰(2年)。原田が落ち着いてPKを決めて先制に成功する。
その後は聖和学園が小野のロングフィードを起点としたサイド攻撃や、ドリブルを武器に決定機をつくり出していく。そして35分、ゴール前に進入したMF中村倫(3年)が放ったシュートのこぼれ球を、エースナンバー14番MF藤田晴(3年)がゴールに押し込み、同点に追いついた。
1-1のまま前半終了かと思われた43分、盛岡商はゴール右で直接フリーキックのチャンスを得る。MF佐々木央汰(3年)がファーサイドに蹴ったボールに合わせたのが大外の原田。「ボールが良くてたまたま当たりました」と振り返ったが、この日2点目となるゴールを決めて、再度、盛岡商が2-1とリードを奪い、前半を終えた。
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