日本文理もMF大塚泰河の豪快ミドルで追いつく

 後半、帝京長岡は2年生ながら背番号10を背負うMF堀颯汰を投入。すると同4分、右サイドを突破した廣井のループパスに抜け出した堀が右足を振り抜き均衡を破る。

 先制に成功した帝京長岡はその後も廣井、堀、岡村を軸に敵陣になだれ込むように攻勢に出るが追加点を奪えない。

 すると同24分、日本文理が一瞬の隙を突く。帝京長岡のパスミスを拾ったMF大塚泰河がペナルティエリア外から豪快に右足ミドルを沈め、同点に追いつく。

 勢いを取り戻した日本文理はロングスローやセットプレーから逆転を狙うが、帝京長岡は身長184センチのDF柳澤颯人、GK佐藤安梧が集中した守りではね返し、そのままタイムアップとなった。

 アウェーで引き分けに終わった帝京長岡だが、勝点17で首位をキープ。対する日本文理もここ4戦3勝1分けと好調を維持している。帝京長岡の廣井は「追加点を奪えないと今日のような試合になる。25日からはインターハイ県予選が始まるので、このような展開を繰り返さないようにしたい」と話した。

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