帝京長岡の守備陣は新潟U-18に反撃弾を許さなかった

 勢いを増す帝京長岡は38分に山村朔冬(2年)、45分に五十嵐丈一郎(3年)がチャンスを迎えるが、追加点には至らない。追いつきたい新潟U-18はアディショナルタイム、MF大竹優心(2年)の右クロスをDF河田波大(3年)が胸トラップから右足ボレーで狙うが枠を捉え切れず、前半は帝京長岡が1点リードで折り返す。

 エンドが変わった後半。新潟U-18はボランチの山根成陽主将(3年)、U-16日本代表候補のMF石山青空(2年)を中心に反撃開始。4分、6分と好連係から敵陣深くをえぐる。だが帝京長岡も体を張って守り、決定打とさせない。ピンチをしのいだ帝京長岡は同19分、廣井のパスに走り込んだ堀が左から右足でファーサイドを狙うが、これは新潟U-18のGK虷沢旭飛(3年)が左腕一本でコースを変え、追加点を許さない。

 同23分、新潟U-18は石山のパスを受けたMF大岩徹平(3年)が見事なターンからシュートを放つが、枠外。お返しとばかりに同28分、帝京長岡は五十嵐が廣井とのワンツーからシュート。だが、これも大きく枠を外す。互いに決定機を作り出すも、決めきれないまま進んだ試合は1-0のままタイムアップ。1試合未消化(第5節)ながら首位を走る帝京長岡が、勝点を26に伸ばした。

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