昌平が帝京に3-0で快勝

昌平 vs 帝京(写真=河野正)

 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ2022関東1部第2節、昌平(埼玉)-帝京(東京)が4月9日、昌平高校グラウンドで行われ、昌平が3-0で快勝し初勝利を挙げた。昌平は西武台(埼玉)と対戦予定だった4月2日の開幕戦が延期になっていた。4月16日の第3節で東京ヴェルディユース(東京)と顔を合わせる。

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 昨季のプリンスリーグ関東5位の昌平は、JリーグFC東京への来季加入が内定し、JFA・Jリーグ特別指定選手として3月のルヴァンカップに2試合出場したMF荒井悠汰が、右の2列目で先発。さらに今年3月、U-17日本代表に選出されたDF石川穂高のほか、昨年12月の高円宮杯 JFA 第33回全日本U-15選手権で準優勝したFC LAVIDAから加入したFW鄭志錫と右サイドバック上原悠都の2人の1年生も先発に名を連ねた。スタメンの11人全員がLAVIDA出身選手だった。

 昌平は試合開始40秒あまりでMF長準喜、2分と5分に荒井が決定的なシュートを放って立ち上がりから帝京陣営に押し込んだ。そうして14分、トップ下の長が中央から力強いドリブルで持ち運び、2人に挟まれながらも最後はGKとの1対1を確実に沈めて先制。この1分後には荒井が敵ボールを奪取し、豪快な左足シュートを決めて開幕戦で三菱養和SCユースを2-0で下した帝京から早々に2得点した。

 しかしこの後は一進一退の攻防となり、互いに決定的なチャンスを築いた。特に帝京のリズムだった半ば以降は19分に左CKからFW齊藤慈斗が鋭いヘディングシュートを放ったほか、20分にはFW伊藤聡太、27分にもMF松本琉雅が際どい一打を浴びせた。3月に高体連から唯一、U-19日本代表候補合宿に招集された左サイドバック入江羚介の攻め上がりは、速くて鋭くて効果的だった。

 昌平は28分にMF篠田翼、32分に鄭が惜しいシュートを放ったものの、両チームともわずかに枠を捕らえ切れなかった。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
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