ゴールを決めて喜び爆発する西武台FW遠藤秀悟

 後半の立ち上がりに流れを掴んだのも西武台だった。ペナルティエリア内にで巧みな個人技を駆使して相手をかわした10番の和田が放った後半1分のシュートは、勢いがなくGKにキャッチされたが、その後、両サイドを広く使って相手を揺さぶりながらクロスから矢坂中央のゴールに迫る。

 すると後半12分、左サイドのFW36遠藤秀悟(1年)からのクロスに合わせた和田が追加点を奪取した。波に乗る西武台はさらに、後半16分には左サイドでボールを持った和田のクロスから遠藤がヘディング弾を突き刺して3点目。後半に入ってから主導権を握った西武台がリードを広げて、優位な状況に持ち込んだ。

 点差を広げられた矢坂中央は、後半30分にFW19坂本怜輝(3年)のゴールで1点差として喰らいついたが、後半32分には西武台のMF8西村航(2年)がエリア内の混戦からシュートを決めて4-2として再び突き放す。

 そして試合終盤の後半45+2分には、体力と気力を振り絞って攻め込んでくる矢板中央に3点目を与えたものの、それでも西武台はリードを守り切って4-3で勝利。打ち合いを制し、最終節を前に残留に望みをつないだ。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
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