藤枝東 vs 名古屋グランパスU18(B)(写真=森田将義)

 インターハイ予選前最後のプリンスリーグとなったこの日は序盤から、気合は十分。チームカラーである相手を見て繋ぐサッカーから中島と11番MF砂押解世の両翼がサイドを積極的にチャレンジ。加えてこの1週間取り組んできた攻撃への厚みを加えるため、2番DF野田隼太郎と5番DF出水志耀が攻撃参加を繰り返し、名古屋グランパスU18(B)を押し込んだ。

 1つ目のチャンスは前半6分。中盤でのカットから15番MF海貝俊輔が右に展開。受けた中島が8番MF渡辺皐とのパス交換からゴールを狙ったが、DFに阻まれた。12分には出水を中心としたパス回しで自陣を超えると、7番MF泉新之助がクサビのパス。受けた渡辺がゴール前を強引に抜け出し、シュートを放ったが、一点に繋がらない。

 以降も攻め続けながら1点が遠かったが、37分には砂押からのボールを受けた野田が右からクロスを入れると、反応したのはファーの中島。指揮官からの指示通り、フリーとなって中へ折り返すと待ち構えた10番FW井藤璃人がシュートを放った。1度目はポストに嫌われたが、ゴール前にこぼれた所を自ら押し込み、藤枝東が均衡を崩した。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 東海
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