藤枝明誠 vs 静岡学園Ⅱ(写真＝森田将義)

　だが、飲水明けはボール回しでのミスが続き、流れは1番GK小林元が「今節まで2勝3敗だったので、イーブンにするため今日は絶対に勝ちたかった」と振り返る静岡学園Ⅱの下へ。小林は「飲水終わりから俺らのサッカーが出来るぞとなり、蹴らずにしっかりボールを繋ぎ、周りを見てスペース使っていくうちに流れが出てきた」と続ける。

　後半に入って最初の見せ場は静岡学園Ⅱ。後半2分には21番MF福地瑠伊のタメから、左の20番MF志賀小政が中に入れ、8番MF眞井礁伍がシュートを打ったが、柴田が触って得点には至らない。以降も静岡学園Ⅱが主導権を握る展開が続き、藤枝明誠はゴールまで落ち着いた対応を見せ続けた。しかし、25分には左中間でボールを持った途中出場の16番MF小山顕が大きく右。深い位置で受けた15番FW鈴木誠矢が中に入れると、最後は走り込んだ14番MF斎藤海里が合わせて、静岡学園Ⅱが同点に追い付いた。この失点からのキックオフのボールを香川がドリブルでシュートまで持ち込んだが、静岡学園Ⅱの小林がストップ。試合は1対1で勝点1を分け合う結果となった。

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