攻撃陣が復帰の興國がプリンス再開後初戦を4発快勝で飾る!阪南大高を下し5連勝で首位浮上

攻撃陣が復帰し4ゴール快勝の興國(写真=会田健司)

 6月19日高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関西1部の第7節、 興國(大阪)vs阪南大高(大阪)がJ-GREEN堺で行われ、興國が4-0で快勝。開幕から6戦負けなし、5連勝を飾った興國が東海大仰星を抜き首位に浮上した。

【フォトギャラリー】第7節 興國 vs 阪南大高

 2週間前にインターハイ大阪予選の準々決勝で対戦した両チーム。その試合では興國が2-1と接戦をものにしたが、この試合は一方的な展開となった。

 両チームともインターハイ予選からスタメンを3人変更。興國は前線に14番FW下崎琉宝が入り、9番MF山﨑帝やブラジルから戻ってきた11番MF千葉大舞も復帰。この変化が興國攻撃陣を活性化させた。

興國 vs 阪南大高(写真=会田健司)

 試合は開始直後に動く。2分、興國は千葉のスルーパスに抜け出した山﨑が落ち着いてシュートを沈め先制。10分には、相手DFがGKに出したバックパスを猛烈にチェイスした10番MF宮原勇太がGKより先に追い付き流し込む。さらに、前半終了間際には右サイドでFKを得ると、千葉の蹴った鋭いボールに飛び込んだ8番MF宇田光史朗が頭で合わせ追加点。

 3点ビハインドで後半に挑んだ阪南大高はプレスの強度を強める。しかし中々ボールを取り切る事が出来ないまま時間が経過し、84分にはクロスから宮原にゴールを決められ4失点目。結局、阪南大高は後半シュートを打つことが出来ず。反撃できないまま0-4で試合を終えた。

キャプテンMF宇田が気迫のこもったヘディングシュートを決める(写真=会田健司)

 興國は左サイドに千葉が帰ってきた事で、左サイドが活性化。宮原とポジションを変えながらパスを受けると決定的なパスをを通しゴールに結びつけた。

 インターハイ予選ではボールを支配しながらも決定力が足りなかったが、山﨑のスピードと決定力が加わりそれも解消。守備陣は安定していただけに、この攻撃力があればさらに連勝を伸ばす勢いだ。

 対して、シュート1本と完敗の阪南大高は2週間で同じ相手に2連敗と悔しい結果となった。リード戦も3連勝後に3連敗と流れが良くないだけに、次戦の報徳学園戦で連敗を止めたいところだ。

 (文・写真=会田健司)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関西1部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関西1部