MF織田大翔の逆転ゴールで徳島市立が白星スタート
6番MF山座拓達を祝福する徳島市立イレブン(写真=森田将義)
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ プリンスリーグ四国が2日に開幕した。徳島市立と四国学院大学香川西の一戦は前後半に1点ずつ奪った徳島市立が勝利した。
両チームともに今年に入ってからはコロナ禍で活動に制限がかかっていたため、実戦経験が少ないまま迎えた一戦。四学大香川西の大浦恭敬監督が「練習試合をしていないから、プレッシャーの速さに戸惑った。本当はもっと中盤が繋げないとダメだけど、慌てて蹴っていた」と振り返ったように互いに序盤からボールが落ち着かない展開となった。
蹴り合いが続く中でも、「うちの子らは弾くだけだったけど、相手の子らはちゃんとおさめて外に展開する良い形が出来ていた」(徳島市立・河野監督)。四学大香川西は前線を起点に「毎試合、プロ並みの12kmぐらい走る。スピードも6秒代前半で6秒を切るぐらいの時もあるし、スプリント回数も20回を必ず超える」と大浦監督が一目置く、8番MF菊池亜門が左サイドを積極的に仕掛けて、相手ゴールに迫った。先制点が生まれた前半41分の場面も前線を上手く使った形で、11番FW伊藤俊介のポストプレーから左展開すると、菊池がゴール前にクロス。ニアに走り込んだ10番FW橋田璃大がバックヘッドで合わせて、ゴールネットを揺らした。
「しょうもないミスが多い。プレッシャーを受けたミスではなく、ちょっとボールが逸れたり、合わない場面が多かった」(河野)という徳島市立も失点で目が覚め、前半終了間際には10番FW林秀太の縦パスから、ゴール前を抜け出した6番MF山座拓達が決めて、試合を折り返した。
【次のページ】 「後半は前半の最後に綺麗な流れから、1点獲れたのが大きかった」
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 四国
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 四国