FW大津晋太郎が決勝ゴール!苦しい台所事情を乗り切った大手前高松が開幕戦を白星

決勝ゴールを挙げた大手前高松FW大津晋太郎(写真=森田将義)

 高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ プリンスリーグ四国が2日に開幕した。今治東中等教育学校と大手前高松の一戦は2-1で大手前高松が勝利した。

 昨年から主力が大きく変わり、1からのチーム作りを進めてきた大手前高松だったが、この日はエースの10MF前田快などスタメンで考えていた複数名がコンディション不良で不在となっての一戦。攻撃の要として戦術を組み立ててきた前田不在の穴が大きい上、急きょBチームから引き上げた選手もいたため、川上暢之監督は「今日をどうやって乗り切ろうかという感じだった」と振り返る。

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 試合開始すぐにオウンゴールで先制したものの、以降は完全に今治東のペース。「昨年は3年生が少なかったので、下級生がAチームのメンバーやスタメン、ベンチに絡ませて貰った。今年はそうした経験者を中心にメンバー構成がされているので、自然に意図が分かったり、繋がりが出来ている」と主将の6番MF越智小次郎が話す通り、今治東とはチームの成熟が進んでいる。高い技術力を持つ14番MF薦田大翔を中心にテンポよくボールを動かし、「自分の特徴は縦のスピード」と口にする11番FW大荒陽平が右サイドで快足を飛ばして、得点機を伺った。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 四国
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