U-21日本代表イレブン(写真=松尾祐希)

 小田のゴールが決勝点。終了間際に負傷退場となったのは気になるが、大事な場面で結果を残してチームの勝利に貢献した。

 試合前日から高いモチベーションを保っていた小田。戦術練習ではサブ組にすら入れず、早くピッチに立ちたいという想いを募らせていた。「出たい気持ちは誰にでもあるので、それが出てしまっていたのかもしれません」とは小田の言葉。だからこそ、クロアチア戦では誰よりも結果を欲していたのだろう。

 「なかなか点が入らない試合だった。0-0でもあったし、結果を出してチームを楽にしたいという気持ちがあった」

 冷静に自身のプレーを振り返った小田にとって、きっかけを掴むゴールになったのは間違いない。攻撃的なポジションで既に荒木や鈴木唯人がA代表候補に招集されている。だが、ポテンシャルだけを見れば小田も負けてはいない。自身の価値を示すためにも、このドバイ遠征では誰よりも結果にこだわってプレーする。

(文・写真=松尾祐希)

▽ドバイカップU-23
ドバイカップU-23