佐野日大のFW大久保昇真は積極的に仕掛けた
後半に入ると威勢よくゲームに入ったのは佐野日大。効果的にロングボールを活用し、空中戦と球際を徹底的に強く戦い、セカンドボールもよく狙った。MF7江沢匠映(3年)のロングスローでも、何度もゴールを脅かした。
一方、日大藤沢はしぶとくポゼッションして好機を掴む。後半8分には左サイドを抜け出したDF5尾野優日(2年)が強烈なシュートを放った。
後半20分を過ぎからは日大藤沢がさらに敵陣に押し込む。ゴール前で相手を横に揺さぶり、クロスを送り続け、ショートパスでも敵を翻弄して波状攻撃を仕掛ける。すると後半39分にペナルティエリア内の混戦のなかでファウルをもらいPKを獲得。しかし、MF6野澤勇飛(3年)のシュートはゴールポストの右側にわずかに外れてしまった。
ピンチを凌いだ佐野日大は後半アディショナルタイム、ついに均衡を破る。右サイドから江沢がロングスローを投げると、ゴール前で合わせたのはDF2小竹翔馬(3年)。見事なヘディングシュートをゴール左に決めた。
劇的展開で試合はそのままタイムアップし、佐野日大が日大藤沢に1-0で勝利。29日のBグループ準決勝では駒澤大学高等学校と対戦する。
▽令和4年度関東高校サッカー大会
令和4年度関東高校サッカー大会