後半に入り駒澤大高はさらに攻勢を強めた

 ここから駒澤大高が畳みかける。30分、相手GKのクリアを拾った松原が左足でコントロールショットをゴール左に決めると、34分にはバイタルエリアでこぼれ球を拾ったMF7田中敦基(3年)が右足で低弾道のショットをゴール左に突き刺した。

 後半に入っても駒澤大高は攻勢をさらに強める。2分、右サイドからのクロスを巧みにコントロールしたMF8徳永薫(3年)がハーフボレーを決めると、16分にはDF6笠間吉孝(3年)がミドルシュートを放ち、相手DFに当たり軌道が変わってネットを揺らした。

 後半23分に駒澤大高はゴール前で相手を横に揺さぶり、左サイドから加茂が頭で折り返すと、最後は松原がヘディングで詰めた。同28分には味方とのコンビネーションで相手の守備網を崩し切った加茂が追加点を奪う。

 さらに後半35分にはセットプレーの流れでゴール前に残っていた井口が、FWさながらの鋭い反転から左足を振り抜いて2ゴール目をマーク。後半終了間際にはペナルティエリア内左で相手DFをドリブルで振り切った加茂が、強烈なシュートを突き刺してゲームを締めた。

 結局、ミドルシュートを主武器に猛ラッシュをかけた駒澤大高は圧巻の10ゴールを積み上げて大勝。10日の2回戦は東海大高輪台と戦う。

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