真岡もMF田辺伊吹のドリブルなどから迫力ある攻撃を展開した(写真=多田哲平)
PK戦では後攻の真岡が3人目と4人目が失敗したのに対し、先行の宇都宮短大附は順調に成功していき、4人目が決めた時点でついに決着。2大会連続で優勝していた真岡との接戦を制して見事に関東大会への切符を手にした。
勝因のひとつが真岡の迫力ある攻撃をクリーンシートに抑えた守備陣の奮闘なのは間違いない。GKの増田、キャプテンの北村だけでなく、小森心翔(3年)、鈴木翼(3年)、冨永成柊(3年)らDF陣は常に声を掛け合い集中力を維持し続けた。
宇都宮短大附を率いる岩崎陸監督は「ラインコントロールをしっかり練習してきた成果が出た。今日真岡という強い相手に対して最後まで集中してやれていました。選手たちはよく頑張ったと思います」と選手たちを称賛した。
そんな宇都宮短大附は、8日の決勝に勢いを持って臨むことになる。
対して敗れた真岡の戦いぶりも素晴らしかった。宇都宮短大附の素早い攻撃を、身を呈してはね返し続ければ、攻撃では田辺のドリブルやFW10阿部颯太(3年)のポストワークから多彩な攻撃を繰り出していった。勝敗は紙一重と言えた。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年関東高校サッカー大会栃木予選
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