守備陣大奮闘の宇都宮短大附が決勝進出!前回王者の真岡との激闘を制す

宇都宮短大附はPK戦の末に勝利を掴む。GK増田吏玖は喜びを爆発させた(写真=多田哲平)

 令和4年度関東高校サッカー大会栃木予選の準決勝が5月7日に行われ、宇都宮短大附真岡が対戦。PK戦までもつれた接戦を制したのは宇都宮短大附だ。

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 まさに激闘だった。

 両チームは終始、堅牢なブロックを構築。真岡がコンパクトな陣形でプレッシングを仕掛ければ、宇都宮短大附はGK1増田吏玖(3年)のコーチングやDF陣のスムーズな連動で相手を囲い込んでいった。

 前半20分過ぎから相手にボールを握られる時間が増えた宇都宮短大附だったが、キャプテンでCBのDF5北村朔也(3年)を中心に付け入る隙を与えない。

 後半2分のFKを凌ぎ、同4分の相手FW9田辺伊吹(3年)のシュートもはね返したりと相手の攻撃を食い止めると、度々素早いカウンターを発動。18分には左サイドのクロスからFW10田上羅以伽(3年)の絶好のシュートチャンスを作り出した。

 それでも結局、前後半の80分を終え延長戦となっても、スコアは動かないまま。戦いの行方はPK戦に委ねられた。

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▽令和4年関東高校サッカー大会栃木予選
令和4年関東高校サッカー大会栃木予選