多摩大目黒 vs 駒澤大学高等学校(B)

 後半に入ると試合の流れは一変、駒大高(B)が高い位置からのプレッシャーを強め、ゲームの主導権を握っていく。

 後半5分、MF30松谷旺亮(3年)が右サイドから攻め上がり中にクロスを送ると、これをMF木島がシュート。しかしボールは枠の外へ。同9分にはFKのチャンスを作るとMF中澤のプレースキックにDF15若田澪がヘディングで合わせるも、多摩大目黒GK1栗本直輝(3年)がキャッチ。さらに同12分にはMF中澤のプレースキックにDF若田が折り返すと、MF木島がシュートを放つものの、惜しくもゴールには至らない。

 その後は攻守の切り替えが早い攻防、そして中盤での激しいボールの奪い合いを繰り広げる両チーム。駒大高(B)は選手交代のカードを切りながらゴールを奪いにかかるものの、多摩大目黒は後半アディショナルタイムにダメ押しとなる4点目を決め勝負あり。

 多摩大目黒が4-0で駒大高(B)に勝利。勝ち点を37とした多摩大目黒は、2位の三菱養和SCユース(B)に勝ち点で3差、得失点差も21に広げた形となった。残りは両チームとも1試合。この得失点差を逆転するのはよほどのアクシデントがない限り困難なため、多摩大目黒のT2リーグ優勝が確定的となった。

(文・写真=風間久志)