先制点を奪ったMF田口昊輝(写真=多田哲平)
さらに45+2分、敵陣でボールを奪った大谷がそのまま持ち込み右足で追加点をゲット。昌平Ⅱは2点のリードを奪って試合を折り返した。
ただ後半もボールを握ったのは昌平Ⅱだったが、前への圧力をかけてくる相手にチャンスを作られる場面も増加。51分に左サイド(細田学園の右サイド)を突破されてシュートを浴びるなど決定機も迎えた。
それでもGK1葛西天河(3年)やDF3甲斐田陽大(3年)ら守備陣が体を張って、これをはね返していく。GK葛西の好セーブで後半アディショナルタイムのピンチも防ぎ、クリーンシートに成功。昌平Ⅱは2点のリードを守り切り勝ち点3を上積みした。12節の浦和南戦(4-0)、14節の武南戦(2-0)に続く3連勝で(13節の武蔵越生戦は延期)、今季7勝目。
一方で敗れた細田学園も、ゴールこそ奪えなかったがアグレッシブな姿勢を最後まで崩さなかった。特に後半は距離感が改善され、テンポの良い攻撃も披露。最終盤には右サイドからのクロスでMF11井出壱音(2年)の絶好機も作った。MF7小川愛斗(3年)は「前!前!」とチームを盛り立てつつ前線の柱となり、右SBのDF2坂本海斗(3年)は鋭いクロスで度々チャンスを演出。GK21野口悠馬(1年)はいくつもファインセーブを見せた。
(文・写真=多田哲平)