優勝を決めた昌平Ⅱの選手たち(写真=河野正)
指揮官はまた、GK葛西天河、田尻、上野の貢献度に感謝した。
「後ろに天河がいるから自信を持ってパスをつなげられ、中盤で誰がミスしても拾ってくれる田尻がいる。旭陽は前線から球を追いかけ、シュートも決めてくれます。この3年生を見習って1、2年生がついていった」と目を細め、「セカンドチームが優勝できたのはこの代だけでなく、積み重ねがあったから。自分も卒業生としてうれしい」と喜んだ。
田尻、葛西、上野は寮でも一緒に生活し、家族同然の関係だ。「風呂でもサッカーの話ばかりしています」と田尻は笑い、「夏からみんなでゴールに向かう気持ちが強くなり、それが優勝につながったと思う。参入戦は厳しい戦いになりますが、引いたら自分たちらしくないので、うちの攻撃サッカーをやり切りたい」と締めくくった。
(文・写真=河野正)