富山第一に押し込まれる時間が長かったが、札幌光星はこれをはね返し続けた
そして後半も、札幌光星にとっては耐える時間が続く。富山第一のFW11稲垣禅太郎(2年)、FW7水島雄之介(3年)にシュートを浴びせられた。
しかし粘り強く守っていくと、70分過ぎに歓喜が訪れる。相手GKのロングフィードのはね返しから、途中出場のFW20村山琉依(1年)がバッグヘッドで相手ディフェンスラインの裏に流すと、これに反応して飛び出した川合が、相手DFの追走を振り切り鋭いシュートをゴール右に突き刺す。富山第一の一瞬の隙を突いた値千金の先制ゴールだった。
1点のリードを得た札幌光星はその後も、前半から攻守を見せていたGK1下田和舞(3年)やDF伊藤恒太(3年)、DF3中上瑠基(3年)、DF4熊谷灯真(3年)、DF5土井駿輔(3年)の守備陣が集中を切らさず対応。さらに前線でボールをキープしながら時間を進めていく。
そして、そのまま試合終了のホイッスル。札幌光星は27大会ぶりの全国大会で価値ある1勝を手にし、2回戦へと進出した。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)