大津MF7江川楓が決勝ゴールを決める

 後半に入ると、選手交代とシステム変更で状況の打開を図る瀬戸内は、前半に比べ攻撃が改善され右サイドを中心に相手陣内に侵入する。すると、65分ペナルティーエリア左外で間接FKを得ると、視界を遮りながらスタートさせてMF7江川楓(3年)が右足を一閃。江川の強烈なシュートがゴール右に突き刺さり瀬戸内が試合を振り出しに戻す。

 追加点を奪えないまま遂には同点に追いつかれてしまった大津だったが、慌てることなく対応。すぐさま瀬戸内を突き放す。失点から1分後の66分、相手を押し込みこぼれ球を拾った途中出場のMF17岩崎大翔(3年)が右足でゴールネットを揺らした。

 これで再びリードした大津。ポケットを執拗に狙い相手を下げさせてからゴール前にボールを送っていく。すると試合終了間際の70+5分、セットプレーからファーサイドで折り返したボールを中央の小林が右足で合わせダメ押しゴール。

 そのまま試合は終了し、3-1で大津が瀬戸内を下し3回戦に駒を進めた。

(文・写真=会田健司)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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