八幡南 vs 北九州(写真=中倉一志)

 だが八幡南も粘り強さを見せる。局面の強さは八幡南の持ち味。豊富な運動量を活かしてボールホルダーに激しく身体を寄せ、押し込まれながらも追加点を許さない。そして、この我慢の時間を凌いだことで15分を過ぎた辺りから、ようやく自分たちのリズムでボールを運べるようになる。そんな八幡南の同点ゴールは前半18分。左サイドからのCKを後藤樹が直接ゴールに放り込んだ。

 ここからは一進一退の展開。テンポの良いパスワークをベースにサイドアタックを仕掛ける北九州と、素早い寄せで粘り強く守ってセットプレーからチャンスを窺う八幡南はともに譲らず。お互いにゴールに迫るシーンは作ったが、ともに相手に決定機を許さないままに35分が経過。試合は1-1のまま後半に折り返した。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選