確かな力を示した九州国際大付…福大若葉をPK戦の末に下して4強入り

九州国際大付 vs 福大若葉(写真=中倉一志)

 5月29日、福岡フットボールセンターで行われた令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選の準々決勝で九州国際大付(以下、九国大付)と福大若葉が対戦。九国大付が主導権を握る形で進んだ試合はスコアレスのまま延長戦が終了。PK戦を制した九国大付が準決勝進出を決めた。

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 今大会のダークホース的な存在として注目を集める福大若葉が、シード校の九国大付に対してどのような戦いを見せるのかが注目された試合。PK戦に持つれこみ、8人目のキッカーで決着がつくなど数字の上では接戦となったが、試合の主導権を握り続けたのは九国大付。シュート本数で九国大付の22本に対して福大若葉の3本という数字が示すように、内容は九国大付のものだった。

 福大若葉にとっては、少なからず前日に行われた4回戦の影響があったようだ。対戦相手を圧倒的なスピードとパワーで制してきた福大若葉だったが、4回戦は延長戦を戦っての勝利。ハードワークが求められる戦い方に加え、夏を思わせる炎天下での試合による疲労の蓄積により、この日は攻撃をけん引してきた重松陽斗、合戸晴矢、渡邊陽平の3人がベンチに控える。ベンチメンバーを含めた全員の力を競うのがサッカーとは言え、戦い方に影響があったことは否定できないだろう。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選