聖望学園 vs 浦和学院(写真=河野正)

 聖望学園は主将のMF平野昇成(3年)のパス出しから鋭いサイドアタックを仕掛け、序盤は主導権を握った。前半7分にボランチの古橋雫(3年)が左から持ち込んで強シュート。9分には右SB渡辺碧(3年)の右クロスから、1トップの平野直樹(3年)が惜しい場面をつくった。

 先制したのは浦和学院。前半23分、主将のMF野呂渉(3年)が右SB川畑宇輝(2年)の右クロスに合わせて強烈な一撃をゴール左隅に蹴り込んだ。最初に訪れたビッグチャンスを見事に仕留めた得点だった。しかしその後は33分に森田が右に外した惜しいシュートがあったくらいで、追加点を奪うだけの好機をつくれなかった。

 パスを丁寧につないで攻撃を組み立て、ボールを握る回数で上回っていた聖望学園は後半25分に追い付いた。平野の右FKからMF本間翔太(3年)がシュート、GKに弾かれたボールをDF吉岡怜哉(3年)がヘッドで押し込んだ。

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