MF戸澤愛翔のドリブルも効いていた(写真=多田哲平)

 後半に入ってすぐ東邦大東邦のFW14芦田祐輔(2年)に立て続けにシュートを浴びてピンチを迎えたものの、球際での踏ん張りがきく拓大紅陵はまた攻撃の流れを引き寄せていった。

 46分、中盤でのパスカットからボールを預かった佐藤が3点目を奪取。さらにその3分後の49分に4点目を決めたのも佐藤だった。

 そして拓大紅陵は、50分には左サイドを打開すると、MF斉藤祐紀(2年)のゴールでリードを5点に広げ、そのまま相手に反撃を許さずに見事に勝利を飾った。

 佐藤の圧巻4ゴールなどで東邦大東邦を打ち破った拓大紅陵は、ブロック決勝へと駒を進めた。ブロック決勝では敬愛学園と対戦する。

 とはいえ東邦大東邦もアイデア溢れる攻撃を展開した。とりわけMF10淵本敬介(3年)のテクニック、MF8武藤敦哉(3年)とFW11木村光汰(3年)のドリブルには見応えがあった。

(文・写真=多田哲平)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選