松本国際 vs 松本第一(写真=田中紘夢)

 迎えた後半はやや失速。前半と変わらず両翼を起点に攻めるも、肝心なところでパスやクロスのミスが目立つ。

 こうなれば松本第一が反撃に出たいところだが、エース・西村悠の負傷欠場が響いた。DFラインからのロングフィードが前線に収まらず、セカンドボールを回収されるシーンの連続。4-3-3の頂点は藤井悠河、大場陽渡、小松つかさの計3人を起用したが、状況は好転しなかった。

 そして70分、松本国際がトドメを刺す。右サイドから矢越がクロスを上げると、ファーでこぼれ球を高城泰史が押し込んだ。高城はそのまま観客席に駆け寄り、クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスを披露。エースの一撃でリードを2点に広げ、そのまま試合を終えた。

 松本国際は2大会ぶりの優勝を懸け、6月5日に東海大諏訪との決勝に臨む。

(文・写真=田中紘夢)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選