東山集合写真(写真=雨堤俊祐)

 後半になっても東山ペースは変わらない。立ち上がりこそ、前半と比べてフィニッシュまで持ち込む頻度が減っていたが、57分には左サイドからDF仲里勇真があげたクロスを、走りこんだ阪田があわせて、ハットトリックを達成。後半アディショナルタイムには途中出場のMF石井亜錬(3年)がダメ押しとなるゴールを決めて試合終了。5-0という大差をつけて、東山が連覇を達成した。

 全国大会出場をつかんだ結果はもちろん、準決勝の京都橘戦以外の全てのゲームで複数得点を記録した攻撃力に、今大会無失点を実現した守備力と、その実力を遺憾なく発揮した東山。福重良一監督は「立ち上がりからシュートまで行けたが、フィニッシュ精度を欠いた。試合の入りは良くなかった」と反省を述べたが、70分間を通して試合の主導権を握り続けて、被シュートは0本に抑えている。キャプテンとして最終ラインをまとめる新谷も「攻め続ける中で、相手のカウンター対応もできていた」と話している。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選