互いに中盤で激しくボールを奪い合う(写真=藤原裕久)

 諫早商業がトップに入った田渕達也に背後を狙わせれば、九州文化は宮本真大、中村瑛俊がボールを持ち上がってボールを動かす。左サイドで諫早商業の早田朝陽が仕掛けようとすれば、九州文化の佐藤航大が抑えにいく。互いに受け身に回らず一進一退の攻防が続く中、先制点を奪ったのは九州文化。17分に梅野哉汰のテクニカルなキックでゴール奪い、リードすることに成功する。追いかける諫早商業は32分、佐藤凛の右CKに山本翔太が頭で合わせるもシュートはバーの上。

 後半に入っても互いにラインを高く設定し攻め合う両チーム。だがここでも得点を決めたのは九州文化だった。後半22分にゴール前の混戦から石本誠が押し込み2-0。その後も諫早商業は必死の攻撃を見せていくが、最後まで九州文化のゴールをこじ開けられずに試合を終了。ギリギリの攻防の中でチャンスを逃さず決めきった九州文化が創部以来初のベスト8入りを決定した。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選