九州文化学園がベスト8(写真=藤原裕久)

 「ずっとベスト16で負けたきた。あと一歩でベスト8までこれなかったけど、ここまで時間がかかったことが(チームの)団結を生んだんだと思う」

 サッカー部初のベスト8入りをそう喜んだ有光監督は、「サッカーをより深く理解できようになって、サッカー以外(礼儀面など)も追求してきた。3学年がそろって3年生は3年生らしく、2年生は2年生らしくなった。高校のチームらしくなったのが良い影響を与えたんだと思います」と選手の成長をたたえた。

 勝った九州文化は7日の準々決勝で国見とベスト4入りを懸けて対戦。有光監督は個では国見が上であることを認めつつ、「どこが相手であろうとボールを大事にして戦っていきたい」とコメント。その上で2004年と2005年にともにアビスパ福岡でプレーし、同じ歳の木藤健太監督との対戦へ「ウチの立場はチャレンジャー。気楽に相手の嫌がることをやりたい。それが健太にとって一番嫌なことだと思うので(笑)」と抱負を語った。

(文・写真=藤原裕久)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選