大津vs熊本国府(写真=井芹貴志)

 均衡が破れたのは終了間際の35+1分。右サイドから押し込み、中馬、田原瑠衣と細かく繋いだ大津は、ボックス内でボールを受けた1年生FW山下景司が右足を振り抜き、先制に成功する。

 後半も立ち上がりから大津が押し込み、サイドからの形を徹底する中、熊本国府も早い出足で潰しにかかっていたが、44分に右から入ったクロスの処理を誤り、オウンゴールで2点目を失う。

 以降はややゲームが落ちつき、熊本国府もボールを動かしながら前に運んでいくが、大津は中盤ワイドの選手も中を締める守備対応でバイタルへの侵入は許さず。64分、左コーナーキックから碇明日麻が合わせてリードを広げた大津は、終盤のアディショナルタイムに交代出場の山川柊、さらに左コーナーキックから1年生DFの五嶋夏生が得点を挙げ、5-0で熊本国府を下した。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選