大津vs熊本国府(写真=井芹貴志)
「前半はプラン通りに進めることができたが、2点目のオウンゴールでスイッチが切れた感じ。0-2になると点を取りにいかなければならなくなり、攻めに出た後のカウンターで押し込まれてしまう」と、熊本国府の佐藤光治監督。3回戦、4回戦はともに1点差、準々決勝はPK戦と厳しい試合を勝ち上がってきたが、「まだ技術的な部分で厳しいところがある」と述べ、冬の選手権に向けて全体を強化、活性化することを目指す。
一方、大津の山城朋大監督は、前日に行われた日本代表とブラジル代表の試合を見て「ボールを持つだけでなく、ゴールに向かう姿勢を出すこと」の必要性を感じたと言い、その点を表現できたことには手応えを感じた様子。CKも8本を得てそこから得点につなげるなど、サイドを使って相手を広げ、その上で中央の高さやコンビネーションを生かす攻撃も狙いを出せていたと言える。
「全国優勝が目標なので、いい形で決勝を勝って、インターハイでも多くの得点を取りたい」と主将を務める小林は話し、国立で敗れた1月の悔しさを夏にぶつける覚悟だ。
(文・写真=井芹貴志)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選